床屋でキレられる

1000円カットに行ってきたんだけど店員さんがめちゃくちゃイヤそうに仕事していた。「めんどくせ〜」という彼女の声が彼女の顔から聞こえてきた。

1000円カットは客側からしても儲け大丈夫？というくらい安いので店員さんは相当キツい労働環境なんだろうなという事は想像がつく。「修行」と称して安くこき使われているのではないか。飲食店と同じで。

とにかく彼女が嫌々やっていて、「コレでいいですか？」と鏡を渡されて確認した時に、「もっと短くして下さい」と言うと「これ以上はかりあげになりますよ」と言われてしまった。なんか若干キレられた。

僕も某牛丼屋で働いていた時は業務量がヤバくて客が来るたびにキレそうになっていたし気持ちは分かるが、客に対し直接苛立ちを見せない様には配慮していた。

1000円カットを業界に投じて価格破壊を起こした人はよくやったと思うし、素晴らしいと思うけどやはり色々なものが壊れたんだと思う。

それでいいと思う。というかそれがビジネスなんだ。

もっと言うと早く全自動型の床屋ができて欲しいと思う。スーパーの横にある証明写真を取る機械の隣に置いて欲しい。１５分５００円で。

なんか政府は生活保護を少なくしたり、受給資格を厳しくしたり、受給する事に対してマイナスのイメージを与えようとしているが、それはビジネスを殺し、今日いやいや僕の紙を切っていたあの不機嫌な女性の様な人を生み出すだけだと思う。

生活保護を薄くするのが誰得なのかよくは分からないが、今後ますますビジネスというものが無意味化して行くのだろうと思う。