ゆっくりするブログ

最近SNS中毒になっていたのでゆっくりしようと思って。

小池真理子「恋」を読んだ。

登場人物の姿を脳内で描写できて、そのキャラクターたちがとても活き活きとして残り続ける様ないい作品だった。

恋とはいいタイトルだなぁと思う。喪失感と恋はリンクしていると最近思う。恋が始まっても終わっても何かを失うというか。それは過去に構築していた自分の世界だったりという何かしら既知的なものだと思う。なんか自分が恋恋言っているのがすこし恥ずかしかったりするが。

恋がなければコンスタントにパフォーマンスも維持できるし、喪失感を感じる事も無い。でもそれは淋しいのじゃないかななどと思う。

実家にいるときに「夕顔」というドラマをおばあちゃんと一緒に見てた。既婚者たちが皆浮気をするという話。浮気をしている上戸彩が「今までで一番幸せ」というセリフを言っていた。恋をしてしまったのだ。おばあちゃんが言った。

「女は恐いで〜。」