はす向かいの新住人

今日、帰宅した際にちょうどはす向かいの部屋から人が出て来た。

この部屋は２ヶ月くらい空き部屋になっていたので、この人は最近越して来たんだと思う。

男だったからちょっと残念だったんだけど、それ以上になんか自分の姿を見られたくなくて、挨拶もせず急いで部屋に入った。自分の姿を見られる事が弱みを見せる事になるかのような感じで。金閣銀閣に名前を教えたらひょうたんに吸い込まれるみたいな。

バンドマンっぽかった。

金閣銀閣のくだりはドラえもんの西遊記で覚えた気がする。音楽や断片的なシーンは覚えてるんだけど、全体の話は全く覚えていない。死ぬ前にもう一度くらい観てみたいと思う。

幼稚園に行く前くらいの時に観た気がする。途中すごく気持ち悪い・怖いシーンがあったように記憶している。

この頃の気持ち悪い・怖い感じはとても尊いように思う。DQ２とかもこれに近い事を思った記憶がある。おおなめくじ・ドラキーのグラフィックとか、食らって赤くなる枠とか。

日曜に先輩の家に遊びに行って、先輩の３歳の子供を見た。まだ文字が読めないと言う話を聞いて不思議に思うと同時に宮崎駿の言葉を思い出した。「５歳くらいで文字が読めるようになりだしたらつまらなくなる」文字が読め始めると途端に論理的・社会的になるのではないかと思う。

僕は文字が読めるようになったのが凄く早かったから、多分つまらない子供だったんじゃないかな。

ゲーム機をいつ買うかという話になって、先輩は「なるべくぎりぎりまで粘りたい」と言っていた。子供がゲームばかりしていたら母親は淋しいだろう。

僕はゲームばっかりやっている子供だったから母は淋しかっただろうと思う。